今回はスマホカメラのマニュアルモードがどのくらい写せるのか実験してみました。
今回、使用したスマホカメラはGalaxy A8。
カメラスペックF1.9と、明るめのレンズを使用しています。
マニュアルモードはカメラの撮影スクリーンから簡単に入れました。
上写真が示す通り、Galaxy A8では画面上にPROという表示があります。
そこをクリックすると露出補正、ISO、W/B(ホワイトバランス)のアイコンが現れました。ISOは100~800の間で調節できます。W/B、露出補正も調整できます。
これはPROモード(初耳)といって、ISO、露出、W/Bを手動で決めると、
自動的に“絞”りと“シャッタースピード(今後SSと表記)”が決定されるモードの様です。
ところで…
話はそれましたが、実験に戻ります。
PROモードはドンピシャなマニュアルモードではありませんが、まぁ近いです。
このモードを使って実験してみましょう。
ところで、最近のスマホはSSも調節できるようですが、
F値を調節できるスマホは現在、ほとんど無い様です。
では、実験スタート!
折角なので、筆者所有の一眼カメラも参戦して、両者の写真を比較してみました。
筆者の一眼カメラ+レンズはFujifil X-t30+Fujinon 35mm F1.4です。
順光の場合…
左の写真は一眼カメラで撮り、二番目の写真は携帯カメラで撮った写真です。
両者とも順光で撮り、同じ明るさに見える様、マニュアル技を駆使し撮影しました。
スマホ写真はF1.7, ISO 100, SS1/165で撮りました。
2つとも比べてみて、分かったこと。
やはり一眼カメラの方が表現されている色の幅が広いです。
次は、逆光で撮ると、どう写るか?という実験です。
左の写真は一眼カメラで撮り、二番目の写真は携帯カメラで撮った写真です。
携帯で撮った写真は、露出もISOも最高に明るくしている状態ですが、
暗い上、背景にボケ味もないです。
しかも、明るくした為に色の鮮やかさが失われています。
センサーサイズが小さいので、これはしょうがないでしょう。
センサーサイズについては…→こちらをクリック!
センサーは画素数より大切です。カメラの心臓部です。
次は暗所での実験
左の写真は一眼カメラで撮り、二番目の写真は携帯カメラで撮った写真です。
携帯で撮った写真は、露出もISOも最高に明るくしている状態です。
筆者は暗所でのスマホ撮影は絶対NGだと思っていたので、
正直、スマホがこんなに健闘してくれると思っていませんでした!
でも、まあ、一眼カメラの方が綺麗に写ってますね。
実験後記・最新スマホカメラ事情
今回の実験について、
筆者の携帯が、古い!というツッコミが予想されるので、
最新のスマホカメラ事情について調べてみました。
結果は…
順光で撮った写真は一眼カメラと見劣りしません。暗所とボケ味はあとちょっと。
でも凄く良く写ってます。予算上、見本をお見せ出来ず、すみません<(_ _)>
あと、最近のスマホカメラの評価でよく聞く言葉↓
秀悦な画像修正技術のお陰で素敵に撮れる!
これは、ひとえにスマホ開発者の努力の賜物です。
スマホはどうしても物理的にセンサーのサイズが小さくなります。
例えば、
フルサイズの一眼カメラのセンサーサイズは約36.0mm×24.0mm、
対して
スマホカメラのサイズははフルサイズの1/30サイズ。
手指の爪ほどの大きさです。
センサーサイズが小さいと取り込む情報が少ないので、
「色表現、明るさ、背景のボケ味」が弱くなります。
その弱点を補うため最近のスマホは、
撮影したイメージを画像修正して見栄え良くしてくれるのです。
その実力は、筆者も一瞬うなるほど、
とっても美しい写真に仕上がります。
SNS投稿なら、これで十分インスタ映えする!という声が多数でした。
納得です。
ただ、加工処理を駆使しているので、
全体的に人工的な画になってしまいます。つまり…
スマホ技術者の感性で、絵の具を上から塗っている様な感じです。
例えば、ハンドメイドで作品を作ったとします。
そのオリジナルの色合いや、その作品が醸し出す雰囲気を、
誰の主観も入れずに自分の感性で表現したいのなら、
一眼カメラに軍配があがります。
筆者の感想としては、
高級スマホ(良質な記録用)と一眼カメラ(作品用)の両方の良さを
上手く使い分けていくのが理想形かなと思いました。
その前に貯金ですね~、、
以上、スマホカメラの実験でした。いかがでしたか?
もし、何かご質問等ございましたら、いつでもお聞き下さい。
では、お問合せ、お待ちしております。
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