カメラを始めると嫌でも見るカメラ用語。
筆者が選りすぐりのカメラ用語をセレクトして、ご説明します。
なお、これらの用語はスマホのマニュアル撮影でも出てきますし、
知ってて損はありません。
では、手始めに露出補正からお話いたしましょう。
~露出補正ってなあに?~
「モードメモリ」で明るさを調節することです。
モードメモリとは、上のカメラモニターに見られる、赤丸で囲まれたメモリ表示です。
単位はEVです。
露出補正が有効なのは、撮影モードの内のオート、プログラムオート、絞り優先、シャッタースピード優先の4つのモードです(撮影モードが不明な方はこちらをクリック!)。
次に、下の写真3枚をご覧ください。
二番目の写真、±0EV(プラスマイナスゼロ)は、露出補正を行っていない状態です。
カメラが適正と判断した明るさのことです。
シーンに応じて、または撮影者の好みに応じて撮りたい写真の明るさは変わってきます。
より明るくしたい場合はプラス方向に、より暗くしたい場合はマイナス方向に設定します。
なお、マニュアルモードでは露出補正という機能はありません。
しかし、モニターにはモードメモリが表示される(下写真の赤丸)ので、それを参考にしながらF値やシャッタースピード、ISOを調整します。
◎ハイキー&ローキーについて
露出補正の機能を上手く使って、ひと味ちがった写真が簡単に撮れます。
ハイキーとは露出を2〜3段、わざと明るくして写す方法です。
下の写真はハイキーの例です。白いマネキンが花のドレスを纏っています。
ハイキーによって得られる印象
- 柔らか
- さわやか
- やさしい
- 清々しい
主に女性、子供、花の撮影時に使われます。
逆光テクを使った撮影と相性が良いです。逆光テクについてはこちらをクリック!
白飛びしない様ご注意ください。
白飛びとはなんでしょう?まず、下の写真をご覧ください。
写真中央の白い花は、明るくなりすぎて白く抜けてしまっています。
これが白飛びの状態です。
ローキーとは露出を2〜3段、わざと暗くして写す方法です。
下の写真はいち例です。
ローキーによって得られる印象
- 重厚感
- 大人っぽい
- クール
- シック
主に男性、機械、モノクロ写真の撮影時に使われます。
因みに、冒頭の写真はローキー系です。
黒つぶれしない様ご注意ください。
黒つぶれとは下の写真の様に、被写体が暗くなりすぎて黒く塗りつぶれた状態の事です。
以上、”露出補正とは?“でした。
露出補正のモードメモリを使用して、適正な明るさを知ったり、ハイキー&ローキー撮影を楽しんで下さい。
次回は、ホワイトバランスについてお話いたします。
もし、何かご質問等ございましたら、いつでもお聞き下さい。
では、お問合せ、お待ちしております。
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